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目薬を複数処方された場合の注意点
この記事に書かれている内容は、一般的な内容で書かれています。目薬を複数処方された場合、処方された医療機関の指示に従って下さい。
目薬の種類
水溶性点眼薬
代表的な点眼薬
プロラノン、サンコバ、アイケア、ノスラン、ジクアス、ヒアレイン、クラビット、チモプトール、キサラタン、リボスチン、ジクロートなど。
特徴
一般的な点眼薬で市販の点眼薬はこれに該当するものが多い。
複数の水溶性点眼薬が処方された場合、より効果を求める点眼薬を後にします。
点眼間隔
5分以上あけてから次の目薬を使用して下さい。
懸濁性点眼薬
代表的な点眼薬
オドメール、カリーユニ、エイゾプト、ネバナック、フルメトロン、リボスチンなど。
特徴
水に溶けにくく吸収されにくい。そのため、「点眼する前によく振りましょう」といった注意喚起がされることが多い。懸濁性点眼液は、小さな粒子が溶けずに混ざっている状態の目薬なので、容器の穴が詰まらないように、キャップを上にして立てた状態で保管するようにしてください。
点眼間隔
10分以上あけてから次の目薬を使用して下さい。
ゲル化点眼薬
代表的な点眼薬
チモプトールXE、リズモンTGなど。
特徴
ゲル化する基剤を配合することで結膜嚢内の滞留時間を延長させる。
点眼間隔
10分以上あけてから次の目薬を使用して下さい。
油性点眼薬
代表的な点眼薬
現在該当品がない
特徴
効果発現が緩やかで作用時間が長い。有効成分が水をはじきやすい。
点眼間隔
10分以上あけてから次の目薬を使用して下さい。
目軟膏
代表的な点眼薬
ゾビラックス、タリビッド、エコリシン、サンテゾーン、ネオメドロールなど
特徴
水溶性点眼剤より効果発現が緩やかで長い。
点眼間隔
最後に塗布または、点眼する。
まとめ
目薬を複数処方された場合の順番、点眼間隔は、
水溶性点眼薬(5分) → 懸濁性点眼薬(10分) → 油性点眼薬(10分) → ゲル化点眼薬(10分) → 眼軟膏(最後)
となります。
最初に書きましたが、処方薬に関しては、処方された医療機関の指示に従って下さい。
(サイトによっては、油性点眼薬とゲル化点眼薬の順番が逆になっている事もあります)